12月の薬草 ネギ(ユリ科)
寒くなって 食卓には 鍋料理が似合ってきました。
今回は 野菜のネギに注目してみました。
ネギはユリ科の植物。
畑では冬を越して夏には枯れます。今からがおいしくなります。
甘くなります。
ネギの白い部分には生薬名がついています。 葱白(そうはく)。
風邪 頭痛 解熱の効果が期待出来そうです。
成分 ネギの白い部分は精油のアリルフルフィド ブドウ糖 果糖 粘液質を含み、
緑の部分は、ビタミンAを含みます。全体には ビタミンB2 ビタミンCが入っています。
原産地は バイカル、キルギス地方で、日本には 日本書紀に名前が出ているので ずいぶん前に渡来したようです。
関東の方では白い部分が多く 京都の方では青々したネギが多いそうです。
生育する土地の柔らかさが関わっているようです。
写真&文 三重県薬剤師会会員交流・広報委員会
郷 幸代