ジェネリック医薬品(後発医薬品)ってなに?
「ジェネリック医薬品」とは、初めて開発された新薬(先発医薬品)の特許が切れた後に、他のメーカーが製造した医薬品のことです。
有効成分や効能、用法、用量も新薬と同じですが、開発費用が掛かっていないため、価格が安くなっています。
ジェネリック医薬品は新薬と同じ有効成分で作られます。
「有効成分の種類や量、用法*容量、効能*効果」は同じでなければいけませんが、薬の形状、色や味、添加物などは違うことがあります。
そのため、ジェネリック医薬品では、粉薬の新薬を錠剤にしたり、錠剤を小さくしたり、苦味を少なくするなどの変更はしてもよいことになっています。
※いずれの場合であっても、効き目や安全性に影響のしない範囲と定められています。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)に替えるメリット
医療費が安くなる
新しい薬を開発するためには、平均して10~15年の長い年月と、数百億円にもなる莫大な開発費が必要になります。
後発医薬品では、効き目や安全性がすでに確立された有効成分で製造されるため、開発費が非常に少なくてできるため、値段を安くすることができるのです。
また、国の医療費削減にも寄与しているのです。
新薬に比べて飲みやすいものもある
ジェネリック医薬品は、メーカーによっては服用しやすいように小粒化されていたり、粉薬を錠剤に変更する、苦味を少なくするなどの工夫がされているものもあります。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)を処方してもらうには?
処方箋を薬局窓口に出す際に、後発医薬品に変更可能か尋ねてみてください。
変更した場合、効き目やいくらになるかなどを確認し、納得したうえでジェネリック医薬品に変更しましょう。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)に変更できない場合
- 処方箋に後発医薬品への変更不可の欄にチェックがされている場合、薬局では変更することができません。
- 特許期間が残っているという理由で、後発医薬品がない場合があります。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)のその他の情報
政府広報