1月の薬草

1月の薬草

御屠蘇散を構成している植物
(ボウフウ オケラ キキョウ サンショウ ニッケイ)

蘇散を日本酒や味醂に浸したものを「お屠蘇」という。一年間の邪気を払い長寿を願ってお正月に飲まれます

構成する生薬は文献によって異なるが、身体を温めたり、胃腸の働きを助けたり、風邪の予防に効果的な5種類の生薬(防風、白朮、桔梗、山椒、桂皮)を組合わせたものです。生薬の原植物名はボウフウ、オケラ、キキョウ、サンショウ、ニッケイです。季節柄、寒い時期でもあり、食べすぎと飲みすぎが顕著な正月に飲用するのは好適な風習だと思います。

一度 日本に残る風習を見直してみませんか。ぜひお屠蘇を召し上がってください。
 
写真 &文 三重県薬剤師会 会員交流・広報委員会
ボウフウ(京都薬用植物園HPより)
オケラ
キキョウ
サンショウ
ニッケイ

こちらの記事もどうぞ

令和6年度 三重県新任薬剤師研修会の開催について

1 日  時   令和6年8月25日(日)10:20~16:10 2 内  容 研修1 薬剤師の使命 「薬剤師の使命と責務」 三重県病院薬剤師会 会長 講師:三重大学医学部附属病院   岩本 卓也 研修2 薬剤師を取り巻